低血圧症とは、血圧が低い状態のことをいいます。
症状がまったくあらわれない人もいますが、人によっては朝起きられない、めまいや立ちくらみを起こしやすい、すぐに疲れて横になりたくなる、といった症状が見られます。
ほかにも頭痛や耳鳴り、動悸や不整脈などさまざまあります。
病気ではないのですが、本人にとっては体調がなかなか優れない、ということもありつらいことです。

低血圧症といっても今現在では確定した診断基準というものがありません。
病院によっては収縮期血圧が100mmHg以下と定めているところなどもありますが、すべての病院に浸透しているものではありません。

高血圧症にくらべて低血圧症はあまり一般的に知られていないというのが現状です。
もし、普段から疲れやすくめまいや立ちくらみなどをしやすい、などの症状が見られるなら低血圧症である可能性があります。
一度血圧を測定して調べてみるといいでしょう。

低血圧のタイプで多いのが本態性低血圧です。
原因がはっきりせず、ほかに病気の疑いがない場合に本態性低血圧と診断されます。
もともとの体質的なもので、身内に低血圧の人がいる場合は遺伝の可能性もあると考えられています。

横になっていて身体を起こしたり、椅子から立ち上がったときなどにフラッとするのが起立性低血圧です。
原因として考えられているのは、体を起こしたときに脳の血液量が減ってしまうことや、自律神経の不調です。
起立性低血圧は、普段低血圧症でない人にもみられます。

そのほかに病気や薬が原因となる二次性低血圧があります。心臓疾患や内分泌系疾患、甲状腺異常などで二次性低血圧を引き起こすケースがあります。
原因となる病気を優先的に治療していくことで血圧は元の状態に戻ります。

低血圧症は病気ではないものの、低血圧症特有のさまざまな症状が頻繁におこると、生活に影響がでることもあります。
ですので、普段から低血圧症で悩んでいるという人は、改善するような食事をとりいれるようにするといいでしょう。

低血圧はカフェインをとったほうがいい?

体に摂取するものの中にも、低血圧症を改善させる効果のあるものもあります。
まず基本的なことは、3食きちんと食事を食べることが大切です。
低血圧症の人は食欲があまりない人がけっこういて、3食きちんと食べない人が多いといわれています。
ですが栄養バランスを整えるためにも、1回の食事の量は少なくても構わないので、食事を抜かしたりはしないようにすることが大事です。
また、食事を摂るさいに、塩分のふくまれた食べ物をたくさん摂取すれば、血圧が上がると思っている人も中にはいるかもしれませんが、腎臓などへの負担を考慮した場合、塩分の過剰摂取は避けるべきでしょう。

飲み物の中にも低血圧症改善に効果のあるものもあります。
代表的なのが、コーヒーや緑茶などのカフェインがふくまれているものです。
カフェインには血管が拡張するのを抑えるはたらきがあり、血圧が下がるのを防ぐということがしられています。
また、自律神経を活性化して血の巡りをよくします。
ですので、低血圧症に悩んでいる人は、コーヒーや緑茶を食事中や食後などに飲むようにするとおすすめです。
ただし、人によっては緑茶やコーヒーなどのカフェインの入った飲み物を飲むと、夜に眠れなくなってしまうこともあるので、最初は食後に飲むのは避け、昼食後で試してみるようにしたほうがいいかもしれません。

カフェインは低血圧症に一定の効果を示すことがありますが、だからといってカフェインを過剰摂取するのはよくありません。
カフェインの過剰摂取は胃への負担にもなりますし、自律神経の乱れにつながることがありますので注意が必要です。
摂取量の目安としては、1日にコップ2杯程度が適量といえるでしょう。